2019年5月31日より、スズキメソード1巻のガヴォットを練習している。

メヌエット2番と、楽しき農夫は、すっ飛ばしているので、スズキメソード1巻の全ての曲をやっているわけではない。

ガヴォットの曲の中で、技術的に問題となるのは、

・装飾音符
・シレドレミレドシの16分音符
・元に戻す
・4つスラー

この4点だと思う。

これらが問題となるのは、分かり切っていたため、先に部分練習から開始した。

2小節目だけ練習する、4小節目だけ練習する、といった、ことを繰り返した。

幼児期の能力は化け物なのか、部分練習を初めて3日くらい経つと、突然に理解をして、装飾音符がどんなものなのか、弾き方が、なんとなく分かったようだ。
もちろん、完璧に弾けたり、ミスなく弾けるようになる訳ではない。

 

新しいことを始めても、3日~7日、長くても10日あれば、なんとか課題をクリアしてきているので、幼児の能力というのは、すごいものだと思う。

ただどんなものなのかを理解する、というだけなのだが、この理解がものすごく重要なのだ。

理解さえあれば、あとは慣れていけばその能力は伸びていく。

逆に理解がないと、頭打ちになりやすい。

だから、その子にとって難しすぎることをやらせるのは害になる、と私は思う。

ダウンアップの記号や、指番号の記号であっても、理解する、ということは、本当に大切である。

ちなみに、音符の高低は、ほとんど読めていない。

親の絶対音感や、親の出すバイオリンの音で、音の高さを理解している、というのが実情であり、楽譜の理解はまだまだ乏しい。

3歳3か月頃なので、まだ許容、っていうか、読める子は圧倒的少数だろう。

レッスンでは、多少教えてはもらっているのだが、家ではほとんどやっていないので・・・。

使っているのは、スズキメソード1巻だが、ダウンアップ、左手の指番号を全て振った、親特製の楽譜を使っている。

部分練習の楽譜も、全て作っている。

この時点で、他の子よりだいぶズルい気がする(笑)

ちなみに、現在の課題は、

・ダウンとアップの記号を理解すること
・ダウンとアップの弓の動きを理解する
・指番号を理解する
・楽器が、首やあごから離れないようにする
・弓を持つ手を丸く、出来れば人差し指を浅くもつ様に変えていく

といった具合である。

最近は、「スラー」という言葉を教えたので、ダウンアップが少し分かりやすくなったようだ。

多少分からなくても良いから、なんでも教えていくべきだと思った。

ダウンアップが、もう少しものになったら、楽譜の音の高さを読む訓練を始めても良いかなと思う。

7月くらいから、音符の高さを読む訓練をしてみようかな。

6月8日にレッスンだったのだが、楽器が顔から離れて落ちてしまうのを、先生は、かなり指摘されていた。

他にも、pizzは、右手の人差し指でやるべき、pizzは上にハジク、など。

今のところ、pizzは右手中指の方がやりやすそうに見える。

私が、右手人差し指を傷めているため、右手中指でしかpizzをしない。
おそらく、子供がpizzを中指でやるのも、無関係ではなかろう。

バイオリンが、首から下がってだらんとなることは、決して良いことではないので、なるべく早く改善したい。

私的には、弓の持ち方や、弓の軌道の方が気になっていたので、そこまで気にしてはいなかったが・・。

バイオリンと顔が離れないことは重要である。

気を付けたいのが、顔がバイオリンに対して、前に出過ぎてしまい、頚椎に負担がかかる姿勢になってしまうことには、本当に気を付けたい。

要するに、なるべくあごを引いてバイオリンを構えた方が良いっちゅうことだ。

ガボットを練習していて、G線が時々出てきた時に、指番号を勘違いしてしまう時があったので、その部分練習もやった。

今日は、かなり練習したのだが、G線の間違いはほとんど見られなくなり、体得してくれたような気がする。

これからは、通し練習をして、曲の順序を覚える練習に切り替えていく。

繰り返しは、本来なら全ておこない、DC後は繰り返さない、という型を守るべきだが、今回は先生のアドバイスで、最初だけ繰り返しをして、あとは全て繰り返し省略の形で練習することにした。

3歳では、集中力が続かない、というのがまだまだ大きな障害になるのだ。

集中力が切れながら練習すると、却って下手になりかねない。

明らかに集中力を欠いている時は、あえて練習をストップしている。

間違った弓使いで弾く回数が増えてしまったりすると、本番で崩れやすくなってしまうので、普段はしないような凡ミスが増えたら、集中力が切れた証拠だ。

練習をやめてしまって休憩した方が良い。

もちろん、少し休憩したら、またちょこっと練習をするのだが・・。

3歳の間は、休憩をこまめにはさみながら、練習を重ねていくのが良いように思う。

練習したら、遊んで良いよ、

練習したら、お菓子を食べていいよ。

こんな感じである。

報酬型の練習に、否定的な意見がある人も、結構多いかもしれないと思うが、3歳の時期ではやむを得ないと思う。

少し上の世代の天才少女も、
「これが弾けたらヤクルトを飲んで良い」
って感じで練習していたようだ。

3歳4か月で、スズキメソード1巻を終了できそうなので、結構良いペースなんじゃなかろうか。

スズキメソード3巻までいければ、3ポジションもあるし、弾けるものが一気に増える。

そこまでは我慢だ。

しばらくは、ダウンアップに集中して、頑張っていこうと思う。