今日は、日本ジュニアバイオリンコンクールを受けてきました。

今回は、最初から最後まで、弾く、というところが目的です。

まだまだ賞を獲れるレベルではないし、ボーイングや音程にも、難があります。

まだ3歳だしね・・(笑)

3歳の子は、2人いました。
3歳からコンクールを受けようなんて人は、超少数なようだ。

もう一人の子が、明らかに頭一つ分、身長がでかい・・・(笑)

私の子は、3月生まれだが、そこまで小さい方ではない。

でも、幼児期の身長差は、かなり激しい。

年長で、小2くらいの体格をしている子もいるし。

今日の演奏は、「きらきら星」

会場にはかなり早くつき、余裕である。

ホールは、調律中は、中に入れないので、あまり早くいっても微妙かもしれない。

受付時間は9:50だったが、ホールに入れたのは、10:35頃である。

でも、この待ちぼうけも、コンクールを楽しむ時間の一つだ。

予定としては、きらきら星のテーマ、バリエーションタカタカタッタッ(16分音符4つ、8分音符2つ)、と弾いて、帰ってくる予定です。

リハーサル室では、テーマとバリエーション1つ、をきちんと弾けた。

会場リハーサルが、30秒できるのだが、そこではテーマを弾くことができた。

順番は、2番だったのだが、1番の子がきらきら星を弾いていた。

テーマと、2種類のバリエーション(タタター、タカタカタッタッ、)と弾いていた。

<h4>本番</h4>

いざ本番である。

歩いていき、「お辞儀だよ」と声をかけてお辞儀させる。

肩にバイオリンを乗せるところまでは、わたくし父の仕事である(笑)

乗せたら、今にも弾きだしそうだったので、ダッシュでピアノに向かう。

テーマかな・・と思ったら、バリエーションだった(笑)

直前の子の「タカタカタッタッ」に釣られて、そこから弾き始めてしまったのである!

しかし、私もその辺はプロである。

子供が間違えたことなど顔に出すことをするようなピアニストとは違う。

とことんバイオリン演奏に合わせるピアノ伴奏が出来るのだ。

バイオリンの
タカタカタッタッに即座に合わせて、

ピアノも
「タ タカタッタッと弾き出す。

バリエーションをやってからテーマを弾く、というパターンはほとんどやったことがないため、弾きながら20秒ほど考え、バリエーションを弾いて退くことを決断した。

特に、「このコンクールでは曲の完成度を重視します」と書いてあったので、かえって好都合なのでは?と考えながら弾いていた。

出来たら賞状などをもらって、今後のモチベーションにでも出来たら、非常に良い精神状態で弾くことができる。

音程の精度はひどいものだった(特にFisがほとんどFくらい低い)が、全弓を使って元気よく弾いていた。

歌わせると、そんなに音痴ではないので、音感に問題があるわけではないと思うが、
超完全な絶対音感まで達しているわけではないので、まだまだ不安定だ。

ドレミくらいなら、いつも「ドレミ」と絶対音名で歌えているので、もう少しか?

ともかく演奏が終わって、急いでお辞儀をさせて、退場。

うーん・・・自分の子供の音だと、あまり客観的に評価するのが難しいですね。

<h4>ケンカ</h4>

妻から文句を言われた。

「(バリエーションを弾き終わったあとに)テーマの前奏を弾けば良いじゃない。気が利かないのね。もうプロのピアニストに頼むわ。」
と。

「てめー、俺がどんだけ熟考しながら弾いてたと思うんじゃ!」
と、夫婦ケンカで、しばし小競り合いをして険悪ムードに。
これもコンクールあるあるなのでは。

ていうか、ピアニストだったら、今日のハプニングに対応しきれなかったと思う。

親が伴奏する、というのは、(ピアノが上手ければ)大変有利なのだ。

でも、私のピアノはちょっと上手い趣味レベルなので、他のピアニストに比べて、音色が非常に劣るなあと感じた。

なんというか、私が弾くピアノの音色には、色気がまるでない、堅苦しい感じがあるように感じる。

バッハやヴィヴァルディのレベルになったら、とてもピアノ伴奏は弾けないので、そこまでにはピアニストとしては引退だなあ。

<h4>結果</h4>

 

結果はまさかの1位(笑)

絶対に気を遣われてしまったなあ・・。

前の子より上手いわけではなかったが、バリエーションが1つだったことで、かえって粗が目立たなかったかもしれない。

でも、小さい子には、なるべく賞でも奨励賞でも、横浜市民賞でも、ホール賞でもなんでも良いから、あげて欲しいな、と、私が審査員をしている時は思う。

ともかく、初めてのコンクールは1位という結果に終わったのである。