今日は、メヌエット2番を一通り練習した。
メヌエット2番を開始したのが、5月20日である。
最初のうちは、2小節、そのうち4小節ずつ、弾くようにした。
3歳児だと、本当に集中が続かないため、少ない集中力をいかに配分するか、が親の課題である。

音楽に心得のない親だと、本当に必要なところだけ練習させることが出来ないため、結構時間をロスしてしまうであろう・・。
私の子は、そんなに要領の良いタイプではないので、なるべく単純化して、教えている。
3歳のお子ちゃまですから(笑)

私自身の幼稚園時代を振り返ると、本当に頭の悪い人間であり、幼稚園の担任にはあからさまにいじめられていた。
人生計画や今するべき行動を、自分で考えるのが大事だ、と自分で気が付くのに、20年以上かかってしまったので、かなり頭の悪い人間なんだと思う。

頭の良い子供というのは、すでに目覚めている。
「何をすべきなのか」、ということを自分で考える力がある、ということである。
私の子にも、そうなって欲しいものだ。

3日ほど前から、メヌエット2番は、通して弾けるようにはなってきた。

それと、親指を曲げて持てるように、厚紙を丸めて、親指の角度が最適な角度で持てるように工夫した。

親指の角度が決まると、人差し指や中指も、やや浅く持てるようになった。

メヌエット2番では、初めてスラーが出てくるため、スラーで苦戦した。

3連符のスラーは、出来るようになるのに、4日以上かかった。

ダウンの2つの音をつなげるスラーがあるのだが、こちらは未だに苦戦中。
ダウンのスラーで、2つの音をつなげるためには、弓の元半分・弓の先半分で音を1つずつ弾く必要がある。
1つ目の音で、全弓使ってしまうのだ・・。

「弓をゆっくり」などと声かけしているのだが、なかなか苦戦している。
まあ、それでも来週の間には、確実にクリアできるはずだ。
メヌエット3番などでも、スラーがいっぱい出てくるので、親の頭が痛くなりそうだ(笑)

しかし、実は子供がガヴォットに興味を持っているため、3曲すっ飛ばして、ガヴォットに進もうかと思っている。
鈴木慎一バイオリン教本の1巻の、1番最後の、1番難しい曲だ。

前半は問題なさそうなのだが、後半にスラーの連続が出てくる。
シレ#ドレミレ♮ドシ
という、悪魔的フレーズも出てきて、cisとcを弾き分ける必要がある。

まずは、音程よりも、弓を意識することを優先して考えているため、音程が外れていようが、弓を優先しようと思う。
バイオリンの技術とは、右手を中心に考えるべきであるからだ。
左手の指も、右手のスラーの切れ目が変われば、指番号をそれに合わせて変えなければならないこともある。

メヌエット1番では、ダウン、アップ、アップの練習をかなり集中して行ったため、メヌエット2番では、比較的問題なくダウンアップアップが出来るようになっていた。

バイオリンが、首から大きく離れてしまうのは、未だに課題だ。

バイオリンが、首から離れてしまうと、左手も右手も、大変になる。

左手は脱力できるかと思うが、右手の弓が体から遠くなるため、かえって負担が増えるのだ。

とにかくそれも課題だが、今週は、弓の持ち方が幾分良くなったのと、ダウンとアップをかなり理解し始めているのが収穫だ。

ダウンとアップの記号については、5/6頃から教え始めている。
ダウンを見てダウン、アップを見てアップだ、と認識することは、5月25日の時点で完全に出来た。

ダウンと思っているのに、ダウンにならない、という時は未だにある。

でも、アップ、アップ、という記号を見て、アップアップと弾くのは、かなりスムースに出来ている。

指番号も、5/6から本格的に教えている。

爪に指番号を書いたりしていたことは、すでに3月頃から行っていたが、5/6からはかなり徹底的にやっている。
5/26からは、弓のダウンアップと同時に、指番号を意識するように変えた。

この音は、「4ダウン」
次は、「2アップ」
と読ませている。

4ダウンというのは、4の指を押さえて、ダウンで弾く、ということである。
2アップは、2の指を押さえて、アップで弾く、という意味である。

完全に私の創作用語だが、子供に教える時は、良いかもしれない。

先に指を押さえていないと話にならないので、左手を読んで、弓を読む、という練習をしている。